MEMBERS
社会学者、インタビュー実践者、療育・発達支援の実践者の3名で、社会学的インタビュー研究を進めています。各メンバーの欄をクリックすると詳細プロフィールが開きます。
吉岡 詩織
Shiori Yoshioka
Sociologist / Interviewer / Independent Researcher
在野の社会学研究者。家族社会学・質的研究法・ライフストーリー研究を専門とし、「子どもを持つ理由・持たない理由」「仕事・育児をしながら創作をする理由」のインタビュー研究プロジェクトを主宰。
詳しく見る在野の社会学研究者。インタビュー調査を主な手法として、生と死、ケア、いのちの倫理をめぐる問いを探究しています。会社員、一児の母、社会学研究者という3つの立場を行き来しながら、研究プロジェクト「子どもを持つ理由・持たない理由」「仕事・育児をしながら創作をする理由」の企画・運営・インタビュー・分析を担当しています。
家族社会学、質的研究法(とくにライフストーリー法・ライフヒストリー法)、現象学的社会学を背景に、現代日本における家族のかたち、出産・子育てをめぐる選択、創作と労働・育児の両立といったテーマに取り組んでいます。
「正解はどこにもない、善悪で測れることでもない、それでもみんな自分なりに答えを出そうとしている」── そうした声を丹念に記録することを、研究の出発点としています。
栗林 康弘
Yasuhiro Kuribayashi
無名人インタビュー主宰 / TSIR共同運営
「無名人インタビュー」主宰。名もなき人々の声を丹念に記録するインタビュープロジェクトを長年運営し、TSIRでは共同運営として、社会学的インタビュー研究の企画・実践・編集を担当。
詳しく見る「無名人インタビュー」主宰。名もなき人々の声を丹念に記録するインタビュープロジェクトを長年運営し、これまでに数百名にのぼるインタビューを実施・公開してきました。
TSIRでは共同運営として、社会学的インタビュー研究の企画・実践・編集に携わっています。「答えは相手の中にある」という姿勢で、相手の没入感を高めるように聞くインタビュースタイルを大切にしています。
市井の人々の声を記録するインタビュー実践、聞き書き、ライフストーリー。学術調査としてのインタビューと、読み物としてのインタビュー記事のあいだを行き来しながら、誰の人生も丁寧に聞けば物語として立ち上がる、という確信のもとに活動しています。
ひとりの人生に何時間も向き合い、語りを文字に起こし、本人と確認し、編集して読みものにする──このプロセスを膨大に積み重ねてきた経験から、研究的なインタビューにも編集者・聞き手の視点を持ち込んでいます。
たぶ先生
Tabu sensei
療育・発達支援の実践者 / 発達障害サポート / TSIR共同運営
東京で療育の現場に8年携わる、発達支援の実践者。「みんなと同じじゃなくて大丈夫」をテーマに、原始反射のアプローチや強制(矯正)しない療育を実践しながら、当事者と家族に寄り添う発信を続けている。研究プロジェクト TABU-01 を主宰。
詳しく見る東京で療育の現場に8年携わる、発達支援の実践者。20代後半、一対一の学習支援をしていた頃に発達障害の子どもたちと出会い、その後、療育を中心とした活動を続けてきました。
診断名で子どもを見るのではなく、目の前のその子を見る。支える人もまた支えられていい。学習の機会から取り残されがちな子どもたちに、別のかたちで届ける道筋を探る。── そうした実践と発信の積み重ねから、「みんなと同じじゃなくて大丈夫」というメッセージを掲げて活動を広げています。
最近は、赤ちゃんが持っている「原始反射」というアプローチに出会い、行動を「直す」のではなく「体の土台から整える」療育の可能性に取り組んでいます。盆栽を無理やり曲げるのではなく、太陽の方向に自然に伸びていけるよう環境を整える── それが、たぶ先生が目指す「強制(矯正)しない療育」の姿です。
発達障害支援、療育、学習支援、教育福祉── 現場での実践を軸に、診断名や制度の枠ではなく、当事者と家族の生活の文脈から状況を読み解き、必要な支援と環境を一緒に設計していく仕事を続けています。
近年は「学習が福祉から排除されている」現状や、「支える人もまた支えられていい」という支援者側のケアにも関心を広げ、発達障害をめぐる社会のあり方を、当事者・家族・支援者の語りから捉え直す研究実践を進めています。